退屈だと感じてしまう理由
定年退職後は自分の時間がたくさんできるから、今までできなかったことをしようと思っていても、いざ定年後を迎えると、実際には時間を持て余して暇だと感じている人も多いようです。暇だと感じる理由は、やることがないからです。定年後には子供も独立していて家庭のことで手助けを必要とされていなかったり、夫婦二人きりになっても、相手には今まで創り上げてきた自分の時間があり、自分が仕事以外に趣味をもっていなかったとしたら、仕事がなくなったらすることがなく退屈な毎日になってしまいます。新しく何かを始めようと思っても、家に居ては社会とのつながりがなくなり、きっかけを見つけることも難しくなります。平均寿命が延びて健康で長生きできる世の中で、定年後は退屈でいるには長く、生きがいをもって生活できるよう、準備をしておくことも大切です。
定年前からセカンドライフのために、再就職について考えることも一つの方法です。再雇用制度を利用したり、今までと違った職種にチャレンジしてみるのもいいでしょう。定年後に夫婦で長年の夢だったお店を開いたという話は良く聞かれる話ですが、そういった生きがいを見つけておくことが、退屈を感じさせない定年後の生活につながります。
また、今までのような生活を維持するには、年金だけでは心配だと感じている人もいます。パートやアルバイトなどで無理なく働くことで、気持ちにも生活にも余裕を持ち、健康で生きがいのある定年後の生活を送れるようにしたいものです。